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WordPress SEOチェックリスト28項目!!初期設定から運用まで

WordPressサイトのSEO対策に必要な設定を、初期設定、SEOプラグイン、コンテンツ、テクニカル、Search Consoleの5カテゴリに分けてチェックリスト形式で紹介します。管理画面のどこで何を設定するか、具体的な操作手順つきで解説。

目次

自分のWordPressサイト、SEO設定はできていますか?

検索で出てきたサイトを見ていると、SEO対策が不十分なWordPressが多いです。構造化されていない、メタディスクリプションが未設定、表示速度の対策もしていない。こうした「設定の漏れ」が積み重なると、いくら記事を書いても検索流入が伸びないという状況に陥ります。

WordPressは世界で一番使われているCMSですが、それだけに人と同じ使い方をしていたら差がつきません。更新頻度が高いとか、内容が充実しているとか、差の付け方も色々ですが、SEO設定は一度やってしまえば継続的に良い影響があるので、せめて競合サイトと同等レベルに仕上げる必要があります。

この記事では、WordPressのSEO設定を5つのカテゴリに分けてチェックリストにまとめました。初期設定、SEOプラグイン、コンテンツ、テクニカル、Search Consoleの順に進めれば、抜け漏れなく対策できます。すでに運用中のサイトでも、設定の見直しに活用してください。

初期設定のSEOチェックリスト

WordPressを開設したら最初に確認しておきたい基本設定です。管理画面の「設定」メニューから操作でき、一度設定すればその後は変更不要のものがほとんど。パーマリンクやSSL、インデックス設定は未対応だとSEOに直接悪影響があるので必ず確認してください。

□ パーマリンクを初期値から変更しているか

パーマリンクとは、記事のURLのことです。代表的な書式は以下です。

  • デフォルト:?p=123 のようなID形式
  • 日付と投稿名:/archives/2023/01/01/post-name
  • 月と投稿名:/archives/2023/01/post-name
  • 数字ベース:/archives/123
  • 投稿名:/post-name

初期値のままはSEOの観点で不利なので、「設定 > パーマリンク」から変更してください。

おすすめは2つ。記事ごとに英語のスラッグを設定する運用ができるなら「投稿名」、そこまで手が回らないなら「数字ベース」で /archives/123 にするとわかりやすく変更がないURLを作れます。

投稿名ベースがよいとされるのは、URLに検索クエリ(検索キーワード)を含めて本記事であればたとえば「/wordpress-seo/」などとすると有利という説があるためですが、これは英語圏の話です。日本人が毎回英単語で投稿名を考えるのは手間ですし、日本語をURLにすると「東京都」が「%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD」のように人間に読めないURLになって不便です。

なお、カテゴリをURLに含める構造は避けてください。カテゴリを変更したときにURLが変わり、リダイレクト対応が必要になります。

運営して長いサイトや順位がついているページが多いサイトでは、パーマリンクの変更は厳禁です。SEOコンサルがURL変更を打診しているくることがありますが、無視してください。URLを変更すると該当URL評価が失われるリスクの方が高いからです。順位が下落しても業者は責任をとってくれません。

301リダイレクトである程度対応できますが、下落リスクもあるのに確実に上昇する施策ではない点に注意しましょう。

□ サイトタイトルとキャッチフレーズを適切に設定しているか

サイトタイトルとキャッチフレーズは、検索結果のタイトルやブラウザのタブに表示されることがあります。「設定 > 一般」から設定できます。

サイトタイトルにはサイト名を正確に入力します。キャッチフレーズには、サイトの内容を端的に表す説明文を入れてください。「Just another WordPress site」のままになっているサイトは意外と多いので、必ず変更しましょう。サイト名やキャッチフレーズにメインキーワードを自然に含めると、トップページのSEO評価にプラスに働く場合があります。

□ 「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」がオフになっているか

WordPressには検索エンジンにサイトをインデックスさせない設定があります。開発中やテスト環境で有効にすることがありますが、公開後にオンのままだとGoogleの検索結果にまったく表示されません。

「設定 > 表示設定」を開き、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックが外れていることを確認してください。ここにチェックが入っていると、サイト全体にnoindex(=インデックスさせない)が適用されます。

サイト公開時に、いくら経っても検索結果に出ないなら、まずこの項目を疑ってください。

□ SSL化(https)が完了しているか

サイトがhttpsで表示されているかどうかは、SEOに直接影響します。Googleは2014年からhttpsをランキングシグナルのひとつとして使っていると公表しており、httpsでないサイトはブラウザに「保護されていない通信」と警告が表示されます。警告が出たら、そこで離脱してしまうユーザーも多いでしょう。

「設定 > 一般」の「WordPress アドレス」と「サイトアドレス」の両方が https:// で始まっているか確認してください。まだhttpの場合は、レンタルサーバーの管理画面からSSL証明書を有効にしたうえで、WordPressのアドレスをhttpsに変更します。多くのレンタルサーバーでは無料のSSL証明書が提供されています。

□ WWWあり・なしを統一しているか

www.example.com と example.com の両方でアクセスできる状態は、検索エンジンから別サイトとして認識されるリスクがあります。評価が分散するので、どちらか一方に統一してください。

「設定 > 一般」の「WordPress アドレス」と「サイトアドレス」で、wwwありかなしかを確認します。どちらを選んでもSEO上の優劣はありません。 大事なのは統一されていること。サーバー側でリダイレクト設定を行い、統一していない方のURLへのアクセスが自動転送されるようにしておきましょう。専門用語で「URLの正規化」といいます。

次はSEOプラグインの設定です。WordPress本体だけでは足りないSEO機能を補います。

SEOプラグインの設定チェックリスト

WordPress本体には、メタディスクリプションの編集機能やXMLサイトマップの細かなカスタマイズ機能がありません(サイトマップはWordPress 5.5以降で基本機能が追加されましたが、出力対象の制御などはできません)。

これらの機能を補うために、SEOプラグインの導入が必要です

□ SEOプラグインを導入しているか

代表的なSEOプラグインを比較します。ユーザーが多い定番プラグインなら、使い方を紹介するサイトも多いので初心者でも安心です。

プラグイン特徴
Yoast SEO世界でもっとも利用者が多い。設定項目が豊富で情報も豊富
Rank Math多機能で無料版の範囲が広い。設定ウィザードが使いやすい
SEO SIMPLE PACK日本製でシンプル。SWELLなどの国産テーマとの相性がよい

どれを選んでも基本的なSEO機能はカバーできます。すでにテーマがSEO機能を内蔵している場合は、機能の重複に注意してください。メタタグの出力がテーマとプラグインで二重になると、検索エンジンがどちらを参照すべきか判断できなくなります。

□ XMLサイトマップを有効化して送信しているか

XMLサイトマップは、サイト内のページ一覧を検索エンジンに伝えるファイルです。SEOプラグインの設定画面でサイトマップ機能を有効にすると、自動で生成されます。

生成されたサイトマップのURLは、Google Search Console に登録してください。 通常は example.com/sitemap_index.xml や example.com/sitemap.xml の形式です。ブラウザで直接アクセスして、XMLが正しく表示されるか確認しておくと安心です。

□ メタディスクリプションのテンプレートを設定しているか

メタディスクリプションは検索結果のタイトル下に表示される説明文です。検索結果でどのサイトをクリックするかに影響するので、重要なページや順位がよいページには人間が考えた個別の文章を設定する のがおすすめです。

ただし、全部のページに個別の説明文を加えるのは現実的ではありません。そこで各種SEOプラグインでは、投稿や固定ページのデフォルトテンプレートを設定できます。テンプレートの設定方法はプラグインごとに異なります。

Yoast SEOでは「検索での見え方」設定画面で変数(%%excerpt%%など)を組み合わせ、Rank Mathでは「タイトルとメタ」設定で同様の変数を使います。SEO SIMPLE PACKではテンプレート設定はなく、記事ごとに個別入力する方式です。

□ OGP(SNSシェア時の表示)を設定しているか

OGPは、記事がSNSでシェアされたときに表示されるタイトルや画像、説明文を制御するメタタグです。未設定だと、シェア時にサムネイル画像が表示されなかったり、意図しないテキストが出たりします。

SEOプラグインのソーシャル設定画面で、デフォルトのOGP画像とサイト名を登録しておきます。FacebookやX(旧Twitter)用のメタタグが自動出力されるようになります。記事ごとにアイキャッチ画像を設定していれば、通常はそれがOGP画像として使われます。

□ 不要なページにnoindexを設定しているか

WordPressは投稿やページ以外にも、タグアーカイブ、著者アーカイブ、日付アーカイブなど多くのページを自動生成します。これらは内容が薄くなりがちで、そのままインデックスされるとサイト全体の品質評価に影響する可能性があります。

SEOプラグインの設定で、以下のページタイプにnoindexを設定することを検討してください。

ポイント
  • タグアーカイブ
  • 著者アーカイブ(運営者が1人のサイトでは特に不要)
  • 日付アーカイブ
  • 検索結果ページ

カテゴリアーカイブについては、コンテンツとして充実させる方針ならインデックスさせてもよいでしょう。サイトの規模や運営方針に合わせて判断してください。

個人的には、タグをnoindexにするのには反対です。タグをきちんと使えば、適切な内部リンクが構築でき、サイトの構造化に役立つからです。これについては別途記事を書きます。

□ パンくずリストを有効化しているか

パンくずリストは、サイトの階層構造をユーザーと検索エンジンの両方に伝えるナビゲーション要素です。Googleの検索結果にもパンくずリストが表示されることがあり、クリック率の向上につながります。

テーマがパンくずリスト機能を備えている場合はそのままで良いでしょう。テーマにパンくずがなければ、SEOプラグインのパンくずリスト機能を有効にしてください。Yoast SEOやRank Mathには構造化データ付きのパンくずリスト機能が組み込まれています。

設定が整ったら、次は記事を書くときのSEOチェックに進みます。

コンテンツSEOのチェックリスト

サイトの設定を整えたら、次は記事単位のSEO対策です。どれだけ技術的な設定が完璧でも、コンテンツ自体が検索意図に合っていなければ上位表示は見込めません。ここでは、WordPressの投稿画面で記事を公開するたびに確認すべき項目をまとめました。

□ タイトルタグにキーワードが含まれているか

記事のタイトルは、検索順位にもっとも影響する要素のひとつです。狙っているキーワードがタイトルに含まれていないと、そのキーワードでの上位表示は難しくなります。

WordPressの投稿画面で記事タイトルを入力すると、それがそのままtitleタグに使われます。SEOプラグインを導入している場合は、投稿画面下部(Yoast SEO、Rank Math)またはサイドバー(SEO SIMPLE PACK)に表示されるSEO設定欄から、titleタグを個別に上書きできます。

また、キーワードはタイトルの前半に配置し、全角30文字前後を目安にしてください。 長すぎると検索結果で末尾が省略されます。

□ メタディスクリプションを記事ごとに設定しているか

メタディスクリプションは検索順位に直接影響するわけではありませんが、検索結果に表示される説明文としてクリック率を左右します。

投稿画面のSEOプラグイン設定欄に、記事の内容を要約した120文字前後の文章を書いてください。キーワードを自然に含め、記事を読むメリットが伝わる書き方がポイントです。空欄のままだと、Googleが本文から自動抽出したテキストが表示されます。意図した訴求ができないので、主要な記事には個別に設定することをおすすめします。

□ 見出しタグの階層構造が適切か

見出しで構造化していない投稿、ものすごく多いです。もったいない!1000文字を超えるような文章は、複数のh2をもっているべきです。

見出しタグ(h2、h3、h4)は記事の構造を検索エンジンに伝える役割を持っています。h2の中にh3、h3の中にh4という階層が崩れていると、検索エンジンが記事の構成を正しく理解できません。

WordPressのブロックエディタでは、見出しブロックを追加するときにレベルを選択します。本文中の見出しはh2から始めてください。 h1は記事タイトルとしてテーマが自動出力するので、本文で使うと重複します。

h2を飛ばしていきなりh3を使ったり、h2の直下にh4を置いたりするのは避けましょう。基本的に使うのはh2とh3で、h4は相当複雑で長文な記事くらいしか使いません。

確認方法として、ブロックエディタの画面左上にある「ドキュメント概観」(リストアイコン)を開くと、見出しの一覧と階層構造を視覚的にチェックできます。

□ 画像にalt属性を設定しているか

alt属性は、画像の内容をテキストで説明するHTML属性です。検索エンジンは画像の内容を完全には理解できないので、alt属性を手がかりにしています。画像検索からの流入にもつながります。

WordPressで画像を挿入すると、右側パネルの「ブロック」タブに「代替テキスト」の入力欄が表示されます。ここに画像の内容を簡潔に記述してください。装飾目的の画像には設定不要ですが、記事の内容に関連する画像にはalt属性を入れるのが基本です。

キーワードを詰め込むのではなく、画像が何を表しているかを素直に書きましょう。最近のGoogleは普通に画像の中身を理解しているので、キーワードを詰め込んだりしても無視されます。同様に、写真素材集から雰囲気画像として入れているだけのものには、alt設定しないでもよいでしょう。独自性が低いのでGoogleに無視されるからです。

なお、メディアライブラリであらかじめ代替テキストを入力しておくと、その画像を記事に挿入したとき自動で反映されます。よく使う画像にはライブラリ側で設定しておくと効率的です。

□ 内部リンクを関連記事に設置しているか

内部リンクは、サイト内のページ同士をつなぐリンクです。関連性の高い記事同士をリンクでつなぐと、検索エンジンがサイト全体の構造を理解しやすくなり、読者の回遊率も上がります。

記事を書くとき、関連テーマの過去記事があれば本文中で自然にリンクを貼りましょう。ブロックエディタでは、テキストを選択してリンクアイコンをクリックし、URLを入力するか記事タイトルで検索すると候補が表示されます。

リンクを貼るテキスト=アンカーテキストには「詳しくはこちら」ではなく、リンク先の記事内容がわかるテキストを使ってください。 1記事あたり3から5本程度の内部リンクが目安です。

□ スラッグを英語で簡潔に設定しているか(投稿名パーマリンクの場合)

パーマリンクを「投稿名」に設定している場合、記事のスラッグ(URLの末尾部分)を毎回確認する必要があります。WordPressでは記事タイトルがそのままスラッグに入りますが、日本語タイトルだとURLに日本語が入り、SNS共有時にエンコードされて長くなります。

投稿画面の右側パネルにある「URL」からスラッグを編集できます。記事内容を表す2〜4語程度の英単語をハイフンでつなげてください。たとえば「wordpress-seo-checklist」のような形式です。/article/%post_id% 形式のパーマリンクを使っている場合、この項目は対応不要です。

コンテンツの設定が終わったら、サイト全体の技術的な最適化を確認しましょう。

テクニカルSEOのチェックリスト

テクニカルSEOは、サイト全体のパフォーマンスや技術的な構造に関わる対策です。表示速度とモバイル対応はGoogleのランキング要因なので優先的に対応してください。構造化データやrobots.txtは、余裕ができてからで問題ありません。

□ ページ表示速度を改善しているか

ページの表示速度はGoogleのランキング要因のひとつです。表示が遅いとユーザーが離脱するだけでなく、検索順位にも影響します。高速なら順位が上がるというものではありませんが、同業他社より明らかに遅い、スマホ表示で10秒近くかかると言った遅さだとユーザーの離脱が増え、順位も下がります。

まず、GoogleのPageSpeed Insightsでサイトのスコアを確認してください。スコアが低い場合は、以下の対策が有効です。

キャッシュプラグインの導入が手軽で効果の大きい施策になります。利用しているサーバーに合わせて選ぶのがポイントです。Automattic社は、wordpress.comを運営している大手です。

プラグイン特徴
LiteSpeed CacheLiteSpeedサーバー利用者に最適。サーバー連携で高速化効果が大きい
WP Super CacheAutomattic製で安定性が高い。シンプルで設定しやすい
WP Rocket有料だが設定が簡単で高機能。初心者にも扱いやすい

また、画像の最適化も重要です。EWWW Image Optimizerを使えば、アップロード済みの画像を一括で圧縮でき、WebP形式への自動変換にも対応しています。

□ モバイル表示が正しく動作しているか

Googleはモバイルファーストインデックスを採用しており、モバイル版のページを評価の基準にしています。スマートフォンで正しく表示されないと、検索順位に直接影響します。

WordPressのテーマがレスポンシブデザインに対応しているか確認してください。現在配布されている主要なテーマはほぼレスポンシブ対応ですが、古いテーマを使い続けている場合は注意が必要です。

スマートフォンで実際にサイトを表示し、テキストが読みやすいか、ボタンがタップしやすいか、横スクロールが発生していないかを確認しましょう。Google Search Consoleの「モバイルユーザビリティ」レポートでも問題を検出できます。

□ Core Web Vitalsを確認しているか

Core Web Vitalsは、ページの読み込み速度、操作への応答性、視覚的な安定性を測定するGoogleの指標です。2021年からランキング要因に組み込まれています。

PageSpeed InsightsでURLを入力すると、各指標のスコアが表示されます。すべて「良好」と判定されるのが理想ですが、まずは「改善が必要」や「不良」の項目から優先的に対応してください。

主な指標と改善方法は以下のとおりです。

指標内容WordPressでの主な改善方法
LCP(最大コンテンツの描画時間)ページの主要コンテンツが表示されるまでの時間サーバー応答速度の改善、画像の圧縮と適切なサイズ指定、キャッシュプラグインの導入
INP(次の描画までの応答遅延)ユーザー操作に対するページの応答速度不要なJavaScriptの削減、重いプラグインの見直し、スクリプトの遅延読み込み(WP RocketやFlying Scripts等で設定可能)
CLS(レイアウトのずれ)ページ読み込み中にレイアウトがずれる度合い画像へのwidth・height属性の指定、Webフォントのfont-display設定、広告枠のサイズ固定

□ 構造化データを実装しているか

構造化データは、ページの内容を検索エンジンが理解しやすい形式で記述するマークアップです。検索結果にリッチリザルト(FAQ、レビューの星、パンくずリストなど)が表示される可能性が高まります。

テーマによってはArticleやBreadcrumbListの構造化データが標準で出力されます。テーマが対応していない場合は、SEOプラグインの構造化データ機能を利用するか、Schema専用プラグインを導入してください。Googleのリッチリザルトテスト(search.google.com/test/rich-results)でURLを入力すると、構造化データが正しく実装されているか確認できます。

ただし、一時期と違ってFAQを設定しても検索結果表示での優遇がなくなり、工数が見合わなくなってきています。

□ 404エラーやリダイレクトの問題がないか

404エラー(ページが見つからない)やリダイレクトの設定ミスは、ユーザー体験を損ねるだけでなく、検索エンジンの評価にも影響します。

Google Search Consoleの「ページ」レポートで、404エラーやリダイレクトエラーが発生していないか定期的に確認してください。記事を削除したりスラッグを変更したりした場合は、旧URLから新URLへの301リダイレクトを設定します。

定番のRedirectionプラグインを使えば、管理画面からリダイレクトルールを追加できます。

□ robots.txtの内容を確認しているか

robots.txtは、検索エンジンのクローラーにサイト内のどのページを巡回してよいかを指示するファイルです。WordPressはデフォルトで仮想的なrobots.txtを生成しますが、意図しない記述があるとページがインデックスされなくなることがあります。

example.com/robots.txt にブラウザでアクセスして内容を確認してください。Disallow: / のような記述があると、サイト全体がクロール拒否の状態です。サイト移行後やプラグインの設定変更後は、robots.txtが書き換わっていないか注意してください。

Search Consoleで確認すべきポイント

ここまでのチェックリストで設定を整えたら、Google Search Consoleで実際の状況を確認します。Search Consoleへの登録とサイトマップの送信は必須です。検索パフォーマンスやエラーの確認は、月1回程度の定期チェックで十分です。

□ Search Consoleに登録しているか

Google Search Consoleにサイトを登録していなければ、まず登録から始めます。Googleアカウントでログインし、プロパティの追加からサイトのURLを入力してください。

所有権の確認方法はいくつかありますが、WordPressの場合はHTMLタグによる確認が簡単です。 SEOプラグインにSearch Consoleの認証コードを入力する欄があるので、メタタグのcontent値を貼り付けるだけで完了します。DNSレコードによる確認を求められる場合は、サーバーの管理画面からTXTレコードを追加してください。

□ サイトマップを送信して反映を確認しているか

Search Consoleの「サイトマップ」メニューから、XMLサイトマップのURLを送信します。SEOプラグインで生成したサイトマップのURL(例: sitemap_index.xml)を入力して送信ボタンを押してください。

送信後、ステータスが「成功しました」と表示されれば正常に処理されています。「取得できませんでした」と表示される場合は、サイトマップのURLが正しいか、robots.txtでブロックされていないかを確認してください。

□ インデックス状況を確認しているか

Search Consoleの「ページ」レポートでは、Googleにインデックスされているページ数と、インデックスされていないページの理由が確認できます。

「インデックスに登録済み」のページ数が、サイトの実際のページ数と大きくかけ離れていないか確認してください。インデックスされていないページが多い場合は、noindexの設定ミスやクロールエラーが原因かもしれません。新しく公開した記事がなかなかインデックスされない場合は、「URL検査」ツールでURLを入力し、「インデックス登録をリクエスト」を実行してください。クロールを促すことができます。

□ 検索パフォーマンスを定期的にチェックしているか

「検索パフォーマンス」レポートでは、サイトがどんなキーワードで検索結果に表示され、何回クリックされているかがわかります。SEO対策の効果測定に欠かせないデータです。

表示回数は多いのにクリック数が少ないキーワードがあれば、タイトルやメタディスクリプションの改善で流入を増やせる可能性があります。想定していなかったキーワードでの流入が見つかれば、そのテーマで新しい記事を書くヒントにもなるでしょう。月に1回は確認する習慣をつけてください。

□ エラーや警告に対処しているか

Search Consoleは、サイトに問題が見つかるとメール通知を送ってくれます。「ページ」レポートや「拡張」レポートに表示されるエラーや警告は、放置せず対処しましょう。

よく見られる問題としては、構造化データのエラー、モバイルユーザビリティの問題、404エラーの増加などがあります。エラーの内容と該当ページが表示されるので、ひとつずつ原因を特定して修正してください。修正後は「修正を検証」ボタンを押すと、Googleが再チェックを行います。

まとめ

WordPressのSEO対策を5カテゴリのチェックリストで整理しました。対応状況を確認してください。

カテゴリチェック項目優先度確認
初期設定パーマリンクを初期値から変更必須
初期設定サイトタイトルとキャッチフレーズを設定必須
初期設定「インデックスしない」設定がオフ必須
初期設定SSL化(https)の完了必須
初期設定WWWあり・なしの統一推奨
SEOプラグインSEOプラグインの導入必須
SEOプラグインXMLサイトマップの有効化と送信必須
SEOプラグインメタディスクリプションのテンプレート設定推奨
SEOプラグインOGPの設定推奨
SEOプラグイン不要ページのnoindex設定推奨
SEOプラグインパンくずリストの有効化推奨
コンテンツタイトルタグにキーワードを含める必須
コンテンツメタディスクリプションの個別設定推奨
コンテンツ見出しタグの階層構造必須
コンテンツ画像のalt属性設定推奨
コンテンツ内部リンクの設置推奨
コンテンツスラッグを英語で設定(投稿名の場合)推奨
テクニカルページ表示速度の改善必須
テクニカルモバイル表示の確認必須
テクニカルCore Web Vitalsのチェック推奨
テクニカル構造化データの実装推奨
テクニカル404エラーやリダイレクトの確認推奨
テクニカルrobots.txtの確認推奨
Search ConsoleSearch Consoleへの登録必須
Search Consoleサイトマップの送信と反映確認必須
Search Consoleインデックス状況の確認推奨
Search Console検索パフォーマンスの定期チェック推奨
Search Consoleエラーや警告への対処推奨

「必須」は未設定だとインデックスされない、検索順位に直接影響するなど実害がある項目です。「推奨」は対応すればSEO効果が見込めますが、後回しにしても大きな問題にはなりません。まずは必須項目を優先し、推奨項目は余裕のあるときに対応してください。

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